私たちが世界と触れ合い、
物事を形にする力を持つ"手"
多くの文化において特別な意味があり
指輪や装飾品が手に施されることで、
その力や象徴性はさらに強調される
指の位置ごとに異なる象徴が宿るとされ、
左と右、また各指が示す意味は、
個人の意図や社会的地位、
運命に深く関わっていると考えられてきた
手と指にまつわる装身具は、
単なる美的装飾にとどまらず、
身に着ける者の内面や思いを表現し、
過去から未来へと続く力を宿すもの
手と指
手は、物理的な力を表すとともに、
心の動きや人間関係をも象徴する
手には「行動」の力、すなわち決断を下し、
道を切り開く役割があるとされ
両手は各々異なる役割を担うと信じられてる
右手
自己表現や達成したい
目標に向かって進む意志
社会的な立場や責任を果たすこと
「力強さ」と「支配」の象徴
「積極的な行動」を示し、
未来を切り開く力を持つと考えられてきた
右手に装着する指輪は、外の世界との繋がり、
仕事や社会的地位を高める意味を込めて
身に着けられることが多い
文化圏により結婚指輪は右手に着ける
「家庭と社会を繋ぐ役割を果たすこと」
を示している
親指
個人の力や独立
強いリーダーシップを発揮したい
自己の価値を示す意思
人差し指
行動 発信 決断
積極的に物事を進める意思
他者に影響を与える力を持つこと
中指
自己表現 個性
自己主張を強める
外的な期待に左右されずに自分の価値観に従う
薬指
愛 絆 結びつき
強い友情や誓い、
他者との深いつながりも意味する
特に誓いを立てるとき
重要な約束を交わす意味
小指
才能 直感 創造性
芸術的な表現、創造的な力を高める
自己の潜在能力を発揮する
左手
「感受性」「内面的な部分」
「受け入れる」力を象徴
右手が「与える」力を持つのに対し、
左手は「受け取る」力を持つとされている
左手に着ける指輪は、
個人の感情や家庭に密接に関わるもの
結婚指輪が主に左手薬指に着けられるのは、
この指が「心臓に最も近い指」とされ、
愛と誓いの象徴となっているため
親指
力強さ 支配
意志の強さを示す
指示や指導を行う力を持つ
統率力や決断力を高める
人差し指
意図 指示 導き
自己主張を高める
人々に向けて何かを伝える意思
指導者や重要な決定を行う
中指
バランス 調和 忍耐
内的な安定を保つ
外的な影響に流されない
自らの道を進む意志
薬指
愛 絆 結びつき
永遠の愛や誓い
古代ローマでは、この指に
「愛の神ヴィーナスの血管が直接通っている」
と信じられており、
愛や結婚を司る指とされる
小指
コミュニケーション 人間関係 柔軟性
社会的な交流やネットワーキングの力を高める
他者と調和的に過ごす