あのときの、あの景色。

あの人がくれた言葉。

心が震えた、あの瞬間の記憶。
 

それらはすべて、
過去に置いてきたものではなく、

今の私を支えてくれる、“鍵”のような存在。
 

忘れたくない記憶がある。

けれど、それに縋りたいわけではない。
 

もう戻れない、あの瞬間。

もう会えない、あの人。

けれど、たしかにそこに在った時間が、

いまの私をつくっている。
 

あったことは、消えない。

なかったことには、ならない。
 

「秘鑰」は、「大切な時」を

色やかたちに載せ、
装身具として仕立てています。
 

もちろん、それはただの
記憶の呼び水ではありません。

これからの喜びも、悲しみも、

そのひとつひとつを共に過ごし、

新たな思い出として、重なってゆく。
 

── 記憶の扉を開く“鍵”。

懐かしさや、切なさ、感動や決意が、

いつでも胸を温かく灯し、
これからを生きる力に変わるように。
 

ただの飾りではなく、記憶のかけら。

あなたをそっと、
でも確かに支えるお守りです。
 

思い出が、力になる。

──それが、「秘鑰」の原点です。