装身具はただの装飾品ではなく、
身に着ける者や贈る者の内面や心情、
さらには運命をも反映すると言われる
身につける位置によって、その意味は変化し、
時にはその位置自体が持つ象徴性によって
秘めた力を最大限に引き出すと信じられてきた
それぞれの部位において、
装身具はただの"もの"を超え、
精神や運命を形作る重要な役割を担ってきた
時に儀式的な意味合いを持ち、
時に護符のような役割を果たした
装身具の所在(在処)
それぞれの位置に込められた意図や象徴の覚書

首
命 生命力 知恵 思想 精神的強さ 知性
古代エジプトでは
神々への奉納品や社会的地位を示すもの
インディアン文化では
部族ごとのアイデンティティ、
精神的な力を象徴するもの

頭、髪
女性の美しさや気品 神秘性 品格
古代中国では
髪飾りが女性の社会的地位や婚姻状況を示した
古代ギリシャでは
神聖さ、美しさ、感謝、
神々との繋がりの象徴として
神殿や祭りで神々に捧げられていた
耳
守護 忠誠 心の保護や平穏
情報を受け入れる
感受性を高める
コミュニケーション能力を高める
古代エジプト、中世ヨーロッパでは
権威や富、地位の象徴
腕
力強さ 守護 社会的地位
古代インドやエジプトでは
身体を守るお守りや呪術的な力を持つもの
力強さや勇気を示すもの
中世ヨーロッパでは
名誉や高貴な血筋を象徴
社会的地位を示すもの